日常生活において、犬猫は様々な物質をを誤飲、誤食して中毒症状を起こし、時に死に至るります。
特に犬は、誤飲、誤食による事故が多く、また人の食べているものを欲しがることも多いので、中毒物質を

中毒症状を起こす原因となるものには、
殺鼠剤、チョコレート、キシリトール、エチレングリコール、タマネギ、ブドウ、様々な家庭用品(漂白剤、洗剤など)、人体用薬剤など、煙草、園芸用品、植物(観葉植物)
などのように、身の回りに当たり前にあるものがあります。

はじめに、意外と知られていないブドウ中毒について書いておきます。

ブドウ中毒(ブドウ、干しぶどう)の原因はまだ解明されていません。
体重1kgあたり32g(ブドウ)、11〜30g(干しぶどう)が中毒を起こす目安ですので、小型犬が中毒になる量のブドウを口にしてしまうことは、案外身近にありそうです。

ブドウ中毒の症状は、食べてから6〜12時間程度で、嘔吐、下痢、腹痛、衰弱などの症状を起こし、治療中に膵炎を発症することもあります。
また、数日経過したのちに、急性腎炎を発症し、高リン血症、高カルシウム結晶をおこし残念ながら死に至ってしまうことがあります。

このような急性腎障害を起こした犬には、有効な治療は多くないのですが、当院で提供している透析治療は有効な治療の一つです。

中毒は、日常気をつけておくことで避けられる事故です。
・中毒症状を起こすもの、それ以外の日常品も含めて、棚などへ収納して犬の行動範囲に置きっ放しにしない。
・掃除、洗濯、園芸作業などを行う時には、作業に集中しているちょっとした空きに誤飲誤食しやすいので、別の人が目を離さずにいる、事前に犬や猫を安全な場所に隔離しておくなどの措置をとる。
・食品は、棚、冷蔵庫、開けるのが難しいパックなどに収納しておく
・人の食べているものを、やたらに犬や猫にも与えない
・人の食べているものをもらうクセをつけない