腎臓透析が必要な場合はおおきくふたつに分かれます。
1)慢性腎臓病の治療のため
透析をすることで、少しでも長く生きてもらうための治療です。
2)急性腎臓病の治療のため
血液透析の治療は、1回から数回で腎臓の機能が回復してきたら、元の生活に戻ることができます。
ただし、腎臓自体の機能の全体的な低下が考えられますので、日常的に腎臓を大切にするケアを忘れないことが大切です。
どちらも、最初の1回目は同様の治療が行われます。
1回目:3日連続の治療(入院治療)
・初回初日に、まず血管にカテーテルを入れる手術をします。
・初日は、50%程度の
・2日目は、15%程度の
・3日目に正常値へと
3日かかるのは、一度に正常値へと透析による不均衡症候群を回避するためです。
2回目は、1日から2日、一回4時間程度の透析を週に2回程度続けて行きます。
また、治療をしている間、透析用の針の周りの包帯をとりかえる処置のために来院いただく必要があります。
治療の頻度、時間などは、犬、猫の体の大きさ、病状により異なりますので、都度ご相談ください。
治療中の生活は安静が必要です。
食事は食べられないことが多いのですが、少しでも食べられるものがあればあげてください。胃腸にやさしいものを選んであげてください。
お水は出来るだけ飲んでおしっこが出るほうがいいので、のみ方に工夫をしてあげてください。
多頭飼いをしている場合には、他の犬、猫との生活では、雑菌との接触はなるべく避けたいものの、寂しくないように気をつけてあげてください。